阪急4501=モデル8=16番 1/80=完成

阪急4501 モデル8 が完成しました。
元々は生鮮食品の輸送等をしていた車両でしたが、戦後は救援車両として使用されたそうです。今回はその晩年の救援車両の時代の車輛をイメージして製作をしました。
車両前面には事業車両らしい警戒色で表現をしました。

車両横には生鮮食品を運搬していた際の名残の鎧戸がそのまま設置されており、個性的な関西私鉄の中でも個性のある姿がモデル化されています。
救援車両に使用された時代の再現ということで、全ての窓は鉄板で覆われた事業車両をイメージして製作しました。
※内装は横からは見えませんが、当時あったであろう、ロングシートの一部、仕切り板は設置しました。
屋根上の色は色々とお客様とも熟考を重ね、阪急と言えばという鉛丹色を少し暗めに調合した色を塗装しました。

ボディは艶ありブラックをフラットベース等で調整し、ぎりぎり黒というラインで塗装を施工しました。
足元の台車枠は明るいグレーで塗装しめりはりとしました。


床下機器、床板は台車枠よりも少し暗いグレーでトーンに変化を付けて仕上げました。

屋根上機器はジャーマングレー、パンタ・ヘッドライトはブラック・パンタ周りパイピングはミディアムグレーでまとめました。
当時の雰囲気、阪急の特徴の屋根鉛丹、台車グレー等のイメージをアレンジし、オンリーワンのモデルとなるように塗装をまとめました。

床下機器の追加、パイピングの追加、梁の設置等小さな車両ながら加工部分は多岐にわたる作りになっています。

動力はIMONさんのFMギアを使用しました。

床板に張りめぐらされた配管、梁等、モデルを手に取って頂き裏返して頂いても楽しめるよう製作をしました。

屋根上機器、パンタ周りも自作でパイピングを追加しています。
車両前面にまわってくるパンタ鉤外しもとても雰囲気を盛り上げてくれます。

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■モデル・スケール
車両:阪急4501
スケール:16番 1/80
メーカー:モデル8