クモハ40=OJスケール 1/45=塗装等修正=製作②

クモハ40 セッテ OJスケールの塗装修正を実施中の製作記となります。
内装部も非常に凝ったつくりになっています。吊革が一色で表現されていましたので、OJはスケールが大きい分窓も大きく、中の様子もよく見えます。色入れをして窓からみた車内のイメージを変えていきます。


外装はクリアー塗装を2度塗布して、完全乾燥をさせていました。

3度目のクリアーを塗布し1200番の耐水ペーパーで研ぎだしをしていきます。
つるっと、艶っとしたボディに戻ってきました。

最後に希釈を高めにしてさっとクリアーを吹いて外装塗装を完了しました。
この後は、ガラスを貼り、電飾のチェックをしていこうと思います。

床下部は黒一色でしたので、色差しをし凹凸感を出してより雰囲気のあるモデルに仕上げていこうと思います。

床板も一部汚れが目立つ部分がありましたので、取れるパーツは取り、洗浄後、再度設置をしてクリーニングを施工しています。
動力は全4軸のうち、2軸はダミー、残り2軸を吊掛けモーターで動力を得ており、殆ど走行がなかったのか、とてもいいコンディションでした。
油差し等を実施してメンテナンスをしておけば、まだまだ現役で大丈夫なモデルです。
C57 65号機=KTM ゴールドラベルキットベース=16番 1/80(16.5㎜)=当工房特製品 製作④

C57 65号 KTM ゴールドラベル 工房特製品の製作記です。
動輪廻り、ブレーキシューを設置していきます。

ブレーキパッド等の質感はいい雰囲気ですが、一度設置しましたがやはり引き棒も入れてもう少しディティールをアップが必要な部分かと判断し別パーツに変更をする事にしました。

こちらは交換まえの画像でえす。
真裏の部分で確かに見えない部分ですが、私どもはここは力を入れてディティールアップをしていきます。

ブレーキシュー、引き棒を設置しこの形で仕上げる事にしました。

動輪の間にはブレーキシュー、砂撒き管が降りてきており、動輪に触れそうですが、接触してショートしないよう調整をしていきます。

灰箱したには灰戸作用椀(曲がって見えるパーツ)を設置(金岡工房さんパーツ)を設置し精密な下周りを表現しています。

横から見た状態です。


ボディを乗せただけの状態です。この後、上下を合わせ動作確認をし仮組みを行います。


キャブ天窓はスライド式に加工をしました。フィンを1枚づつ設置しスライド分のレールを自作、スライド式の天窓に加工しています。

非公式側です。

キャブ下配管エンドには機炭管配管を設置し(金岡工房さんパーツ)ディティールアップをしております。
キャブ斜め右したに見える丸い機器は、チリコシです。チリコシをつなぐ配管は六角型継ぎ手でパイピングを各節に分けて留めています。この継ぎ手は各所で各サイズを使用しパイピングのメリハリを付け、かつ精密度を上げています。


キャブ周りのパイピングも蔦がからまるように実車は施工されておりましたので、実車の画像を見ながら設置していきました。

ランボード横に、お客様からのご要望で後進用の列車暖房配管と前梁下の暖房用配管を設置致しました。
確かにこの姿もメカニカルでいい雰囲気です。



このあと、塗装の為、脱脂洗浄を実施します。

脱脂洗浄を終え、ピカピカの生地の状態に戻りました。水気をよく切り乾燥させていきます。
本体はパイピングがぎっしりでブラシを入れて洗うのは困難ですが、少しづつ、ブラシを変えながら、優しく丁寧にブラシを使いながら洗っていきます。蒸気モデルは洗浄に通常の車輛よりも3倍くらい時間が掛かります。
洗浄不足はその後の塗装作業の塗料の付着を阻害する大きな要因の一つとなり得ますので、じっくり、丁寧に時間を掛けて洗浄していきます。

テンダー車

分解できるパーツは分解して、こちらも一つづつ丁寧に洗浄していきます。

メインフレームもピカピカです。

乾燥し次第、プライマーを塗布していきます(ミッチャクロンを原液のままブラシで吹き付け)

黒の塗装は艶の状態を変える事により黒ひとつの色でも艶の表現一つで塗装面に違いを持たすことが出来、コントラストにして立体感を出して行きます。


クモハ40=OJスケール 1/45=塗装等修正=製作①

旧国半流型クモハ40 16番モデルも多数手がけておりその精密度はメーカー完成品としては素晴らしい出来栄えばかりのセッテさんが発売したOJスケール(1/45)の完成品です。
今回は全体的な汚れ、ボディ部、屋根分に謎の塗装が施され、寂しい姿になったモデルの塗装修正のご依頼をお受けしました。
この角度から見るとあまり大した汚れ等は無いように見えます。それでも塗装面の状態の悪さが目立ちます。
過酷な環境の元で長い間放置されていたのでしょうか?

屋根上はこのような状態です。ホコリ、汚れ、塗装面の侵食?
何故か屋根上の塗装面にマジックで書いたような複雑な模様?のようなものがみえます。
取り急ぎまずはホコリを取っていきます。中々汚れが取れないのも謎です。

組み上げたモデルとしては流石セッテさんです。いい作りです。雰囲気はあります。ボディ部もところどころ謎の汚れ?模様?のようなものが見受けられます。

修正前の画像です。

非パンタ側の屋根面です。迷彩模様?

全体的に汚れが目立ちます。

パンタ周り配管はいじられていないようで原型をとどめています。

ボディ部の塗装汚れで特に激しいのはドア部分です。こちらもマーブル?柄になっています。


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床下部はホコリ汚れです。




床板分とボディ部をばらしていきます。



車両前面にもホコリ汚れが付着しています。

そしてなぜか内装部まで細かな汚れが付着しています。

特に運転台部分の汚れやほこりの付着が激しいので念入りに綺麗にしていきます。

ボディ部も窓ガラス等をはずし汚れを綺麗に洗い流していきます。

再塗装後の屋根上です。

ボディ部はブドウ2号を使用し再塗装をしました。



屋根上の色調がいまいち納得できませんでしたので、耐水ペーパーを掛け塗装面を慣らしながら色を落としていきます。

屋根上の全体を耐水ペーパー600番と800番を使用して塗装面をクリアーにしていきます。



ブドウ色重ねては耐水ペーパーを若い番手から水研ぎをしては塗装を繰り返してい塗装面の修正をしていきます。
大分綺麗になりました。

屋根上の色調ももう少しトーンを明るくし、ベンチレーターとの色のコントラストがいい雰囲気になるよう塗装を重ねていきます。


ボディ部、ブドウ色も綺麗に発色してきました。


クリアー塗装に入りました。1度クリアー塗装をして1000番で水研ぎし再度クリアー塗装をした所です。
このあと、同様の作業を2度繰り返して行きます。
叡電デオ730 パト電ラッピング車=マスターピース=16番 1/80 16.5mm=工房特製品 製作③

叡山電鉄デオ730 パト電 マスターピースキットベース 工房特製品」の製作記です。
クリアー塗装をしていきます。
一度目のクリアーを塗装した状態です。


クリアー塗装の一度目を終え乾燥をさせます。
乾燥後、耐水ペーパー1000~1200番を使用して塗装面を研いでいきます。



2度目のクリアー塗装を終え乾燥が完了したところです。

パンタはIMONさんのPT42を使用します。こちらの色入れをしていきます。
2度目の塗装を終え、1200番~1500番の耐水ペーパーを使用して再度研ぎだしをしていきます。

3度目のクリアー塗装を終え、乾燥を終えたところです。


今回はパト電ラッピングですので、デカールを製作して頂き、こちらを貼ってラッピング車両に仕立てていきます。
デカールを貼る際はクリアー塗装をして塗装面揃えておく方が綺麗に貼れます。

前面です。

逆側の前面です。

側面も丁寧にひとつづつ仕上げていきます。

逆側側面です。
この後、デカールを乾燥させます。乾燥後、水洗いをしてデカールの糊を落として行きます。
完全乾燥後、再度軽くクリアーを塗装し、今度はクリアーが乾燥するのを数日待ちます。
C57 65号機=KTM ゴールドラベルキットベース=16番 1/80(16.5㎜)=当工房特製品 製作③

C57 65 カツミ ゴールドラベルキットベース 工房特製品の製作記です。
テンダーを組み上げている中です。65号機の実車のテンダー画像と見比べて表現方法を考えディティールアップしていきます。
リベットは表現がありませんでしたので、金岡工房さんの六角リベットを1ほんずつ打ち込みました。
増炭枠は4隅を囲われていますので、鈴木工房さんの質感の高いロストパーツを2両分使用して表現しました。

テンダー妻面です。各締切コックを追加しました。ATS中継箱等はこれから設置予定となります。
また、その下に見えるエッチング表現の道具箱の扉も一工夫してヒンジ(金岡工房さんパーツ)取っ手を設置して扉の質感を変更予定です。

テンダー上部から、増炭枠を抑えている保護棒は自作で製作しております。

テンダーのライト類の設置前の画像です。テールライトは片側だけ設置されてパーツとの親和性を確認しています。
問題なさそうですので、このまま設置していこうとおもいます。

ライト類を取り付けました。
テンダーテールライト(エコーモデルさんパーツ)、テンダーヘッドライトは大型のLP403(珊瑚模型さんパーツ)に変更しています。
配電パイピングはエコーモデルさんの配電管(二方、三方型)を組み合わせて分配しています。




各台車(先台車 テンダー台車)を組み上げました。一部加工をこの後、実施しディティールアップをする予定です。
とても立体感のある台車です。このままでもカッコいいです。

テンダー床板もこの後各パイピングをもう少し追加予定です。

前面の傾斜部のステップはエコーモデルさんのパーツに変更しました

公式側全体画像です。

ダブルコンプレッサーは右側に消音器を取り付けました。コンプレッサーの右上ランボード上の調圧器はパイピングの質感を変えています。

ドロダメの後ろ側には消煙器を設置して実車通りに追加加工しました。
タブレットキャッチャーも追加で設置しています。

キャブ天窓部分は可動式にするべくのパーツを加工中です。
天窓分はスライドして動くとキャブの中が見えますので、とてもいい加工部分だと思います。

キャブの窓から見える、バックプレートの各機器がいい雰囲気です。

バックプレートも加工を済ませ設置済みです。左上に見えるのは汽笛引き棒からのパイピングが繋がっておりキャブ内に表現をしています。
一番左側に見えるのは逆転コックです。こちらはニワさんパーツを追加 その他、操作系各コックを追加しています。
運転士席右にノッチを追加して重厚感のあるキャブ内になりました。こちらはエコーモデルさんパーツを使用しました。

キャブ吊環はエコーモデルさんパーツを使用しました。



非公式側全体画像です。

雨樋の留めはニワさんのロスト製の質感の高いパーツに変更をしました。

ATS発電機とその配管を施工しました。配管は配電管継ぎ手を使用して分配してパイピングの質感を高めています。

キャブ屋根には発電機のマフラーを表現しました。
キャブ周りパイピングも複雑になってきました。

オイルポンプには金岡工房さんのパーツを使用し質感を上げています。
門デフの上には

リンゲルマン濃度計(鈴木工房さんパーツをベースに加工)を設置し九州型の特徴を表現していこうと思います。

こちらは加工途中のキャブ天窓です。