阪神3011 3を連=モデルパーツMIKI=16番 1/80=特製完成品

モデルパーツMIKIさんの阪神3011の特製完成品が完成しました。
流線形の全車電動車がとても阪神の中でも異質な特急型電車をモデル化したキットをベースに、室内加工(運転台・運転室・仕切り・客室シート・つり革)を実施、また、電飾加工(ヘッドライト、テールライト、室内灯)をLEDで施工しております。
走行してもたのしめ、また、3両を並べて楽しんで頂くこともできるモデルになっています。
動力はメディアリンクスさんのNSドライブユニットを1両に搭載しております。



パンタはIMONさんのパンタPS16を各車両分3基搭載しております。

パンタ周りのパイピングも実車通りの表現をしています。アールの付いた妻面の窓がとても印象的です。





細かな部分ですが、ドアハンドル、ワイパー等も勿論エコーモデルさんのパーツ等を使用して表現しています。





動力はNSドライブユニットを1両分設置しております。

室内灯を付けた際に見える室内の様子もお楽しみ頂けると思います。
■モデル・スケール
車輛:阪神3011 3連
スケール:16番 1/80(16.5mm)
メーカー:モデルパーツMIKI
■追加パーツ
室内灯(LED)
ヘッド・テールライト(LED)
クロスシート(カツミ)
ロングシート(カツミ)
吊革(Fujiモデル)
カプラー(IMON)
パンタ(IMON)※PS16
碍子(IMON)
ガラス(カツミ ブルーガラス)
車輪(KTM)
古典大系 8100=珊瑚模型=16番 1/80=製作①

珊瑚模型の古典大系 8100の製作をしていきます。
明治時代にボールドウィン社で製造され、輸入された古典機です。

図面でみると小さなボディですが、当時の東海道線の箱根越えを補助していた機関車です。
シンプルながらも力強い走りを見せていた機関車です。

テンダー車軸は図面のようなユニークな形状です。
珊瑚模型の蒸気機関車はどのモデルも動力の調整、ランボード、キャブとボイラーの水平設置に苦労し、そして大型機になると空気作用管、各種パイピングの施工等、精密に組もうとすると中々、組み上げ完成迄が大変なモデルかと思います。
実際にその苦労もある為、完成したモデルは秀逸となり、また愛着もわき、所有する喜びが高いモデルになるかと思います。
組み上げに苦労する珊瑚模型さんの各キットは着手したものの、途中で諦めてしまったり、うまくいかなかったりと放置されることも多々あるモデルです。
いきなり大型機を組み上げていくのは難しいともおもわれます(いきなり出来てしまう方もいるかと思いますが)ので、珊瑚模型さんの古典大系シリーズは、蒸気機関車の基礎的な部分が盛り込まれた上に、シンプルなモデルとなっているので、このシリーズから珊瑚模型さんのキットに慣れるということでは、とてもいいモデルかと思います。
古典大系は小さなボディですので、勿論製作がとても簡単というわけではありませんが・・・

集台枠、シリンダー、ギアボックスの基礎はメーカーで組み上げているキットですので、ボディの組み上げを楽しめるキット内容となっています。全軸イコライジング機能が付加されているようです。

ボイラー、ランボードパーツです。水平を保ったまま設置するのが苦労しますが、精密なキット構成になっておりますので、バッチっと合わせると秀逸なモデルになっていきます。


バックプレートはこのまま使用しても、いいかと思いますが、少しディティールアップすると全く違ったキャブ内になります。

明治の機関車らしくゴツっとした煙室扉です。
阪急920 950=マッハ模型=16番 1/80=製作②-2/4両 オリジナル

阪急920 950 マッハ模型の製作です。
4両分を組み上げてと構想しておりましたが、2両ずつの製作とすることにしました。
組み上げる過程のパーツ変更、追加を実施するモデルと、キット内容や1つ1つのパーツのディティールの精密さから、当時のマッハ模型さんのモデルのオリジナルモデルとなるように製作をしてみようと思います。
こちらは最初の2両、まず、マッハ模型さんのオリジナルモデルをそのままのパーツを組み上げて製作をしていきます。
ロスト製のおでこ(車輛前後)をはめ込み、合わせて屋根設置後、雨樋を0.2mmの溝に差し込んで、表側からハンダを流していきます。

ランボードは動力車の920だけではなく、将来の動力化を見越して、阪急が付随車の950にもランボードを設置していました。
ランボードの脚は左右で高さの違いがあり、屋根の曲面に沿って真っすぐにランボードが設置できるようなパーツ構成です。
よくよくみると、微妙に脚の高さが一つずつ違います(笑) 気にせずそのまま設置して、設置後実際に屋根上に置いてみて微調整をしていきます。
細かな、左右の脚の長さの違うランボードの脚を図面に合わせて1つづつハンダしていきます。


図面を見て、位置決め、高さ調節をして一気に止めていきます。
エッチングを使用せず、真鍮帯板を曲げて設置するランボードは設置は大変ですが、横からの見た目が脚に丸みがあり、私は個人的には好きな感じです。

手前が電動車の920 奥が950 パンタ周りには配管をしていきます。

ランボードがのると一気に実車感が増してきます。
京阪1550=ムサシノモデル=16番 1/80 16.5mm/製作②

京阪1550 ムサシノモデルの製作です。
台車はロスト製で各部に立体感があり彫の深い造形になっています。

床下機器を製作していきます。ボディ部の造形がとてもいい雰囲気のムサシノモデルさんの京阪1550ですので、床板に梁を設置しパイピングを自作で施工していきます。
びっしりと床板に梁とパイピングを施工していくと、モデルの雰囲気ががらっと変わってきます。
ロスト製の台車に見合った床下製作はモデルをより楽しむ為に必要な加工だと思います。

キット付属の床下機器はホワイトメタルのパーツになっていましたので、使えるパーツ、交換するパーツ、追加するパーツを企画し床板に設置しました。
コンプレッサーはモデル8さん、ブレーキシリンダー、制御機器はアダージョさんの拘りのあるパーツを入れました。
全てを交換するのではなく、バランスを考え、交換、変更、追加パーツを選定しました。


各機器を設置後、機器にパイピングをつないでいきます。
2台並ぶと壮観です。床下部完成までもう少し加工をしていきます。


ボディ部妻面にはエアホース台を自作し設置しました。

パンタ台はロスト製パーツを使用し、パイピングは自作しました。
ランボードの脚は付属パーツを使用しました。一つ一つのパーツが細かくとても精密な印象な屋根上です。



車用前面部です。屋根上から下りてきているパイピングは自作で設置しました。
おでこ部分はロスト製パーツになっており、合わせるのに苦労しますが、このリベットの表現をするならばこのパーツ構成になるのは必然です。パーツがばっちりと合ったモデルはとても重厚感のある雰囲気になります。

車輛前面のカウキャッチャーはエッチングで表現されており、曲げを入れて製作しました。

車輛前面に仮に設置してみました。大分車輛の完成形の姿が見えてきました。
京阪1550=ムサシノモデル=16番 1/80 16.5mm/製作①

京阪1550 ダブルポール車輛 ムサシノモデルベースキット 製作です。
京阪1550はロマンスシート 小田急ロマンスカーの語源となった元の車輛のようです。
昭和初期に京阪が特急用車輛として製造した当時の雰囲気がとても楽しめる車輛です。

ベースとなるキットはムサシノモデルさんの京阪1550を使用して、各部分のディティールアップ、パーツ追加・交換をしてオンリーワンのモデルを製作していこうと思います。

ムサシノモデルさんから発売されてこのキットは少し前のキットになりますが、台車はロスト製で出来ており彫が深く、とてもいい雰囲気です。

車輛前面のパーツです。

おでこ部分はロスト製でリベット車輛ならではのリベットが彫深く表現されています。

こちらがボディ部になります。

まず、車両前面とおでこを設置しとにかく箱型に組み上げていきます。
おでこがロスト製、車両前面は真鍮ということもあり、ロスト製のパーツは熱の伝わりがその他部分に比べて悪いので、ワット数の高いハンダで一気に熱を加えていきます。

ドア部分、シルヘッダーを取り付けていきます。
ドア部分はパーツ数枚を重ねて1つのドアを構成しています。

そのため、この角度からみても立体的な仕上がりになります。さすがこだわりのあるムサシノモデルさんのキットです。

いい雰囲気です。製作するのに時間がかかり合わせ等は大変なキットであるとは思いますが、その仕上がりは他メーカーさんでは味わえない仕上がりになると思います。

屋根上ランボードの設置です。

真鍮板を並べ仮組みをしてから設置していきます。

設置しました。

屋根上の雰囲気も一気に変わってきます。

こちらのモデルはポールとパンタを乗せた姿を再現したいとおもい、片方の車輛にはポールとパンタを設置予定です。そのためパンタ台を別途設置していきます。
モデルを楽しむ、オンリーワンのモデル製作という楽しみは、キットをアレンジしてモデルを製作していくという楽しみもあっていいと思います。私は個人的にこちらの仕様は大好きです。

保護棒の設置部分も既にこの時点で穴あけが完了しています。

窓1つづつに保護棒を設置する拘りもやはりムサシノモデルさんの情熱を感じる部分です。


内側の窓枠にもびっしりと保護棒取り付け穴があいています。

床板は床下部分を製作する為、こちらの動力用の穴は塞いでいきます。

ヘッドライトを設置してみました、雰囲気がとてもいいです。



阪急920 950=マッハ模型=16番 1/80=製作①

阪急920 950 マッハ模型 1/80 16.5mmの製作です。
阪急両運車輛で有名な900を改造して片運車輛2連で製造された車輛です。大阪梅田~神戸三宮まで最短25分のノンストップ輸送をしていた当時の最速車輛でした。並行して走る、阪神、国鉄とこの区間を熾烈な競争をしていたそうです。
阪急900では27分運転だった阪急がその2分の短縮を狙いこの2連を製造したようです。
阪急920.950は長年、製造、運用された阪急を代表する車輛です。

屋根部分です。2連なのに4つの屋根があります。
マッハさんのキットは2連のみでの発売でしたので、2セット 4両分を一気に製作して2連でも勿論運用されていた車輛ですが、4連走行していた時もあるようで、4両揃った画像を残したいと思いまして、今回は920.950を一気に4両製作していこうと思います。
マッハさんのキットは組み上げは大変ですが、このようなパーツをみると製作意欲がわいてきます。

リベットが深くきざまれた屋根部です。

ボディ部は真ん中で2つにわかれた車輛側面を2つ合わせ箱型にし、最後に屋根を入れ、屋根と車輛側面の間に溝がきってあり、その溝部分に雨樋を差しこんでいく構成になっています。
ボディ部にウィンドシル、ヘッダ-を設置していきます。

バラバラの車輛ですが、1つ1つ丁寧に仕上げて箱型にしていきます。

ウィンドシル、水切りを設置しひたすらこすっていきます。まだずいぶんハンダは残っていますが、この後箱型にして車輛の強度が上がってからもう一度、綺麗にハンダをとったほうがいいと思いますので、このくらいにして次の工程に進んでいきます。

4両分設置完了しました。

くつづりを設置後、窓枠をこの時点でとめていきます。

おでこ部分は前面、妻面ともにロスト製になっています。
おでこにつく手摺も一体型でロストになっています。

ハンダを取る前ですが、4両を箱型にしました。


屋根周りには図面ではこのような配線になていますので、こちら表現していこうと思います。

屋根のアールと、おでこのアールが合っているのか、ハンダで設置する前にこの段階でパーツを合わせておき、アール部分が合っていないようでしたら図面とにらめっこしながらどのアールに合わせるか決めていきます。
また、ヘッドライトの設置もまだ実施はしませんがこのタイミングで仮合わせをしていきます。
今回はヘッドライトは、付属のパーツはヒキモノで少しディティールに掛けましたので、モデル8さんのヘッドライトパーツを使用します。
